女性に多い五つの脱毛症とその原因・対策を徹底解説!

脱毛というのは、進行の仕方や理由など男性と女性で異なります。例えば男性は、男性型脱毛症(AGA)と言われる局所型の脱毛症になるケースが多く見られ、頭頂部や前頭部の生え際などから薄くなるという特徴を持っています。
当然、女性にも薄毛の進行の仕方などには特徴があります。それぞれの場合によって、重点的に対策するポイントなども変わってきますので、さまざまな薄毛のパターンがあるのだということを知っておきましょう。

びまん性脱毛症
女性の薄毛の特徴でもっとも多いケースと言えるのが、この「びまん性脱毛症」です。びまん性脱毛症のびまんという言葉は、一面に広がるという意味を持っており、全体的に髪の毛が薄くなってくるという状態を表しています。
事前にわかる兆候としては、「以前より地肌が透けて見え始めた」、「ボリュームが無くなりペタンとしている」、「髪の毛が細くなってきた」などが挙げられます。進行が進んでくると抜け毛の量が増えてきて、軽くブラッシングしただけでも簡単に抜けるようになってしまいます。
びまん性脱毛症になる原因
びまん性脱毛症になる原因は主に以下の4つです。
- 女性ホルモンの乱れ(産後・生理など)
- カラーリングやパーマによるダメージ
- ストレス
- 過度なダイエット
もっとも多い原因は、女性ホルモンの乱れによるものです。女性ホルモンの中には、「エストロゲン」と呼ばれる髪の毛の成長を助けるホルモンがあるのですが、産後や生理周期が乱れている時などは身体がエストロゲンをうまく分泌することができず、抜け毛が増えてしまうといいます。
他にも、カラーリングやパーマを繰り返すことで頭皮環境を壊してしまったり、過度なダイエットで栄養状態が悪化してしまったりすることでも、びまん性脱毛症になるケースがあります。また、慢性的なストレスはびまん性脱毛症を誘発するだけではなく、健康状態を損ねてしまうため十分に気を付けましょう。
円形脱毛症
円形脱毛症は、比較的世間にも広く認知されている脱毛症のひとつです。男性に多いというイメージがあるかもしれませんが、実は女性にも多く見られる症状になります。
円形脱毛症は、医学的見地では「自己免疫性疾患」と表現され、本来は薄毛になるのを防がなくてはいけない身体が間違った反応を起こし、薄毛を作ってしまうという現象を指します。
円形脱毛症になる原因
円形脱毛症は、徐々に症状が現れるというよりも、ある日突然そうなってしまうという種の薄毛です。1カ所が集中的に脱毛する場合もあれば、数ヶ所に渡って脱毛が発生する場合もあり、それぞれで違います。
発症のきっかけは、ストレスやアレルギー疾患などによるものが多いようで、免疫機能を担うリンパ球の働きに異常をきたすことで起こります。また、女性の場合は、ある箇所だけ強く髪を結んでいるということもあるため、それが円形脱毛症につながる可能性もあるとのこと。どちらかといえば、髪を長めに伸ばしている人が多いと思うので、なかなか脱毛に気付きにくいという特徴があります。
【一緒に読まれている記事】
けん引性脱毛症
けん引性脱毛症とは、髪の毛の分け目や結び目など、一部分を強く引っ張ることでその周辺が薄毛になってしまう症状のことを言います。髪の毛の一部分を強く引っ張ると血行が悪くなり、頭皮が固くなってしまうなどの弊害が起こって薄毛につながってしまうそうです。
けん引性脱毛症になる原因
女性がけん引性脱毛症になってしまう主な原因は以下の通りです。
- ポニーテール
- 三つ編みや編みこみ
- ヘアアイロン
- エクステ
- カチューシャ
上記の原因は、どれも常に髪の毛が引っ張られている状態になってしまっている髪型です。特にエクステやポニーテールというのは多くの髪を強く引っ張り、まとめて束ねているというものなので、頭皮に相当の負荷がかかってしまいます。もし、上で挙げた髪型を常時しているという人がいれば、頭皮のマッサージをするなどして念入りにケアを行うことが大切です。
脂漏性(しろうせい)脱毛症
脂漏性脱毛症というのは、ホルモン分泌に乱れが生じることで体内のバランスが崩れ、身体が頭皮の皮脂を過剰に分泌してしまっている状態を指します。毎日シャンプーをしているにもかかわらず、頭皮のベタつきが解消されないという人は可能性を疑ってもいいかもしれません。
ただ、脱毛の症状としては非常に珍しく、全体の約1%にしか満たない程度で発生するものだと言われています。
脂漏性脱毛症になる原因
脂漏性脱毛症とは、過剰に分泌された皮脂により頭皮が毛穴づまりを起こしてしまった状態のことです。ふさがれた毛穴に細菌や雑菌が繁殖してしまい、頭皮が炎症を起こすことで抜け毛が進行していきます。症状が悪化すると、毛穴が膿(う)んでしまうということもあるため、早めに治療を開始しなくてはなりません。
【一緒に読まれている記事】
粃糠性(ひこうせい)脱毛症
粃糠性(ひこうせい)脱毛症は、頭皮の環境が悪化することでフケが大量発生するという特徴を持っています。粃糠性(ひこうせい)脱毛症になると、季節の変わり目や過度のシャンプーにより、フケが出るというレベルではない量になるため、異常に気付いたらすぐに対策を講じるべきです。
メカニズムとしては、毛穴にフケがかぶさって穴をふさいでしまい、髪の毛が成長する前に抜け落ちてしまうというものです。
粃糠性(ひこうせい)脱毛症になる原因
粃糠性(ひこうせい)脱毛症になる原因というのは、いまだに確実なことはわかっていません。ホルモンバランスの乱れや自律神経の乱れという説もあれば、運動不足や食事の偏りなど、生活習慣の乱れも関係しているという説もあります。
また、洗浄力が強すぎるシャンプーを使用している場合に、皮脂を取り過ぎて身体が補充しようとしすぎるという考え方もあるようです。
女性用育毛剤「マイナチュレ」での対策
ここまで、女性に起こりやすい5つの脱毛症について説明をしてきました。それぞれ女性ホルモンの減少やストレスによるものなど、薄毛になってしまう原因はさまざまです。
マイナチュレという育毛剤は、髪に悩む女性のために作られた無添加育毛剤で、男女別の抜け毛メカニズムに着目して作られています。当然、5つの脱毛症のことも考えて作られており、低刺激で頭皮環境をしっかりと整えることのできる成分を配合しています。
おわりに
女性に起こりやすい薄毛の特徴というのは、主に今回ご紹介した5つになります。最後におさらいをしてみましょう。
- びまん性脱毛症の原因は、女性ホルモンの乱れ、カラーリング・パーマ、ストレス、過度なダイエット
- 円形脱毛症の原因は、ストレス、アレルギー疾患
- けん引性)脱毛症の原因は、ポニーテール、三つ編みや編みこみ、ヘアアイロン、エクステ、カチューシャ
- 脂漏性(しろうせい)脱毛症の原因は、皮脂の過剰分泌
- 粃糠性(ひこうせい)脱毛症の原因は、現状断定できず
思い当たるところがあれば、すぐに対策を始めてみてください。